なぜウルトラマラソンに挑戦しようと思ったのか?
ウルトラランナーなのに仕事は完走できなかった者です。
初めてウルトラマラソンなるものを知った時、こう思いました。
「へえ~凄いな!でも自分には縁が無いわ」と。この時30代前半でした。
実際、走ると膝が痛くなってたし、あまり熱心なランナーではなかったですし。しかし、無意識レベルで憧れのようなものが芽生えてたと思う。
そうこうしてると、空前のマラソンブームが来ました。
それまでは、フルマラソン完走というのは凄いことで結構自慢だったのですが、マラソンブーム以降、それほど特別でなくなってしまいました。
古参ランナーの私としては面白くありませんが、走ると膝が痛くなるし、いまいちブームに乗り切れませんでした。
そんなある日、「BORN TO RUN」(クリストファー・マクドゥーガル著)というランナーの間では有名な本と出会いました。テーマの一つに「私の膝は走るとなぜ痛むのか?」というのがあり、この本によると、シューズのかかとのクッションが諸悪の根源でかかとで着地するのが原因、裸足で走ると自然とつま先から着地するとのこと。
私は、直感的に「これだ!」と思い、早速、つま先着地、所謂、フォアフットに走り方を変えました。すると「よしっ!これでウルトラ目指せるわ!」と脳ミソが勝手に目標にしてしまいました。フォアフット完成に2年かかりましたが、本当に膝が痛まなくなりました。
そして、初の100キロ挑戦は、80キロの関門で時間切れでリタイアでした。で、同じ年にもう一度挑戦し、制限時間ギリギリで完走できたのです。48歳の時です。
そもそも、なぜ100キロ完走目指したのか?と振り返ってみると、思いあたるのは、
「自己満足」「承認欲求」「好奇心」かな。5:3:2の割合で。やはり、誰でもフルマラソン完走できるようになったのが大きいですね。
セミリタイアというワードを聞いた時もだいたい同じで「へえ~ええな。でも自分には縁がないな」と思いつつ心に引っ掛かってました。これって潜在意識の法則でしょうか?