貯蓄額がバレた話し

入社して12年後のはなしです。

うちでは、財形貯蓄してる者が多くいるのですが、ほとんどの者がお金をためる為ではなく、毎月、小遣いだけでは足りないので財形から補填するためです。例えば、小遣いが2万円で財形1万円の場合3万円が自分の取分ってわけです。自分の稼いだ金を奥さん騙してネコババするというマヌケなことが毎月毎月そこらじゅうでおこなわれているのです。当然、給料明細は見せてません。

ある日、財形貯蓄の話しになり、私は、深く考えずに

「自分は月4万ボーナス10万してる。今まで下ろしたことないわ」

と言ってしまったんです。すると、

「お前、入って何年や？12年か？なら年間68万やから×12で816万、他にもあるやろから!」

「こいつ1千万はもっとるぞ!!!」

と大騒ぎしだして周りの者も狂いだしました。

「お前！おかしいやろ？もっと使えよ！俺やったら絶対、車買うわ！」

「使い方知らんのやったらワシが使うたろ！よこせ！」

「そんなに貯めても死んだらあの世に持って行けんのやぞ！」

と、こんな感じでありがちなセリフが次々出てきて大変でした。

ほんと、お金の話しをする時は、余計なことを言ってはならないというのを痛感させられました。

セミリタイア界隈では、1千万円だとザコかもしれませんが世間では富豪なんですよね。

単身世帯

2人以上の世帯

上の表は令和3年の金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」の集計の一部をスクショしたものです。

単身世帯だと、平均値1062万円、中央値100万円。８割弱が平均値以下だそうです。つまり、100万円持っておれば上位50％に1062万円で上位20％に入ってしまうわけです。

うろ覚えですが湾岸ミッドナイトで「100万円あったら…という者と100万円持ってる者では見える世界が違う」みたいなことを言ってたように思う（ゴメンほとんど覚えてない）。

実際、そうなのだと思う。