ウルトラランナーがセミリタイアについて語るBlog

ウルトラマラソンで鍛えられたのはリタイアマインドと節約スキルでした

心拍数、気にしてますか?

心拍数によって脂肪を効率的に燃焼する範囲があります。

マフェトン理論といいまして、その名の通りマフェトン博士が提唱する理論です。その中に「180公式」というのがあり、180-年齢を上限にさらに10引いた心拍数の範囲が脂肪の燃焼効率が良いゾーン、通称エアロビックゾーンと呼ばれており、この範囲内で運動するのがよいと言われてます。このゾーンを超えると糖質を燃やすゾーンに切り替わります。

例えば、50歳の人だと180-50=130さらに10引いた120~130の範囲内で運動してくださいということです。心拍数の単位はbpm(beats per minute)です。ちなみに、最大心拍数は「220-年齢」が目安と言われてます。

もっとも、最近は、HIITといって、高強度の運動を短時間して、運動後もBBQの炭のように脂肪が燃え続けるので効率的みたいな説もあるので、結局のところ「つべこべ言ってないで体動かせ!」ということでしょうね。

海外の話しで、ある小学校の体育の授業で5キロ走(だったかな?)をすると、みんな20分程で走りきるのに、ひとりの少女だけ1時間程かかってました。先生は、怠けてる証拠を突きつけようと思い、少女に心拍計を付けて走らせました。すると最大心拍数に近い数値で1時間走り続けていたのでした。少女は怠けてるどころか誰よりも頑張っていたことが判明したという感動の話しがあります。

しかし、我々は、こんな美談に騙されてはいけない!

マフェトン博士は、こうも言ってます。「人間の体をストーブとすると脂肪は薪で糖質はガソリンを染みこませたウエスだ。薪を燃やし続けてもストーブは壊れないがガソリンを染みこませたウエスを燃やし続けるとストーブは壊れる」と。

体と同様メンタルにも当てはまると思う。労働も普通は、最初はキツいかもしれないが、そのうち慣れてきて自分のペースでおこなえるようになる。しかし、ブラックに勤務や社畜といわれる人達は、次々と仕事の負担を強いられたり、成果が出せないと、せめて身や心を擦り減らすことで許されようとしてるのではないですか?

ある一定のゾーンを超えてしまうとそんなにはもたないと思いますよ。体はもちろん、とくにメンタルの心拍数のようなものにも気を付けるべきです。ゾーンを超えないように超えたらすぐ戻すように。壊れてしまっては美談にされるのがオチです。