ウルトラランナーがセミリタイアについて語るBlog

ウルトラマラソンで鍛えられたのはリタイアマインドと節約スキルでした

人は罪悪感の耐性が弱くできてる

年休消化に入って2週間、なにもしてないと時間が恐ろしいほど早く過ぎていき、かなりビビッている50過ぎたおっさんです。

今は、酒をやめて3年近く経ちましたが、かつては大酒飲みで「酒のために働いてる」「酒がおいしく飲めるようにランニングしてる」とのたまう人間のクズでした。当然、休日は昼間から飲んでました。

酒をやめて気付いたのですが、当時は、ランニングのおかげで、そんなクソみたいな生活習慣でも罪悪感を感じずにすんでいたんだなあ、と。

私は、休日でも、5時半から6時に起きるようにしてるのですが、だからといって、何かするわけでなく、ひたすらボケーとしたりダラダラしたりしてました。そして、9時頃スイッチが入って、近くの公園に行きジョギングを始めます。で、帰ってシャワーして、11時過ぎ、心おきなく、酒を飲んでました。

「一応、有益なことしたのだから、ここからは無益なことをしても許される」という理屈ですね。

以前、何かの記事で、ニートの人が、ソロキャンプをして、ただテント張ってお湯沸かして、あとはひたすら漫画読んでゲームしてカップラーメン食べただけという、普段、部屋でやってることと同じなのに罪悪感を感じなかったと言って喜んでいたのですがまさにそんな感じです。

人間は罪悪感を感じるとロクなことしないですからね。精神科医名越康文さんは、著書で、犯罪者の犯行がどんどんエスカレートしていくのは感覚が麻痺するからでなく、罪悪感に耐えられずさらに強い罪悪感で上塗りしている、みたいなこと言ってたのをよく覚えている。

ドストエフスキー罪と罰でもラスコーリニコフは、疑われてはいたけど証拠は無かったのに、罪悪感に耐え切れず自分からペラペラしゃべりだしたんでしたよね。

セミリタイア生活をしてると恐らく無益な時間がどんどん過ぎていって罪悪感でつらくなることもあると思う。

罪悪感を感じさせないための何かは必要ではないでしょうか。

個人的には、やはりランニングをおすすめしますが、他にも、筋トレでも読書でもプログラムの勉強でも何でもいいと思う。