ウルトラランナーがセミリタイアについて語るBlog

ウルトラマラソンで鍛えられたのはリタイアマインドと節約スキルでした

5月14日は3度目の断酒記念日

酒をやめて3年経ちました。

そもそもなぜ酒をやめたのか?

その前に、酒とは、どういう付き合いだったのか?

20代の頃、コンプレックスの塊だった私は、酒を飲んだ時だけ調子良くなり自分大好きになれたました。そんなわけで酒は、かけがえのないものだったのです。

20代半ばで、バスの運転手になり、職業柄、朝が早いので、しっかり飲む時は、昼間からというのが当たり前になりました。

スキーや自転車でツーリングして飲んだり、マラソンに参加して飲んだりと、いかにも酒と上手に付き合ってる振りとかしてました。飲み会の時は、早めに出かけ一人で0次会するのも好きでした。

時代は変わり、飲酒運転での、トラックの追突炎上事故や大手バス会社のサービスエリアで連続接触事故などをきっかけに、酒に対し、世間も会社も厳しくなりました。出勤時、アルコール検知が義務付けられ、少しでもアルコールが残ってると厳しい処分が行われるようになりました。2回目引っかかるとクビでした。管理職は減給になったり。

渋々ではありますが、酒にシビアになりました。翌日の出勤までの時間を逆算して大丈夫な量に調整してました。とはいえ、コントロールに失敗して当日年休を取ったこともあるんですけどね。逆に酒への依存度は上がったと思う。

飲酒に疑問を持つようになったのは、離婚してからですね。

一人になると「節約して金貯めよ」「時間は自由に使える」「もっと走力アップしよう」「いろんなことに挑戦しよう」「これからは自分の為に生きれる」みたいなことを考えますよね。そうすると酒がすべて邪魔してるんですよ。「これから酒どうするよ?」が頭の隅っこにありました。自己矛盾ですね。「好きなことしたい。」「酒も好きなことのうち。」「でもそれ以外のしたいことができなくなる。」みたいな。

経験から、コントロールできないことも分かっている。0か10しかないことも分かってる。とモヤモヤしてました。

断酒を実行したのは、些細なことでした。当時、よく見てたミニマリストしぶ氏のブログでVOGUEの記事を取り上げてまして

飲酒はもうクールじゃない? 「飲まない」生き方を選んだ人たちの禁酒白書

これが特別説得力があるわけでも良い記事てわけでもないのですが、なぜか「やめよ」となりました。多分、この方向から→だけで見てたのが、↖からの視点も得ることができ憑き物が取れたのだと思う。既に弾は込められてたので引き金を引くだけでよかったのでしょう。確かに飲酒がクールかどうか?なんて視点はなかった。手品を裏側から見るみたいなものでしょうね。

 

とりあえず、嫁、酒、会社と私を束縛するものからは逃れることができました。

長くなってしまうので、断酒後の事は、またの機会にいたします。

断酒自体は、拍子抜けするくらい簡単でした。